コラム
- 2022.06.24
- ベランダ防水は気にかけるべき?ベランダ防水の種類
埼玉県を中心に、外壁・屋根塗装から室内リフォームまで、お家のお悩みなら何でも解決する株式会社リフォまるです。
ベランダやバルコニーがどのようにして防水されているか知っていますか?
結構水が溜まっているけどとりあえず何とかなっているから気にしていないという方もおられるかと思います。
今回はベランダやバルコニーがどのように防水されているか知って、今後の対策に役立ててもらえたらと思います。
ベランダやバルコニーの防水とは
ベランダやバルコニーは日々雨風や紫外線にさらされていて経年劣化でヒビが入り最悪素地まで入り込むと雨漏りを引き起こしてしまいます。
そこで定期的なメンテナンスが必要になります。
一般的な戸建てのベランダやバルコニーの床にはFRP防水という防水層が作られており、その上にトップコートを塗ることで防水層を固めて防水させています。
このトップコートですがおおよそ5~6年で塗り替える必要があります。あまり長く放置すると知らない間に雨漏りになっていたということになりかねません。雨漏りになってしまうと工事費用は高くついてしまいますので雨漏りになる前に早めのメンテナンスをお勧めします。
※5~6年で塗り替える際、正攻法で施工すれば問題がありませんが、職人の知識不足が原因で施工後すぐに剥がれてしまうという事もあります。経験不足な職人が作業を行う業者もいますので注意してください。きちんと施工経験があるかどうか確認をしましょう。
ベランダやバルコニー防水の種類
ベランダやバルコニー防水には大きく分けて2種類あります。
・防水層にトップコートを重ねる防水
・シートによる防水
防水層にトップコートを重ねる防水
この中でも「防水層にトップコートを重ねる防水」は「FRP防水」と「ウレタン防水」の2種類があり、防水機能のある塗料を重ね塗りして仕上げる方法があります。基本的に戸建ての住宅はこちらの防水が多いかと思います。
上記画像はFRP防水の防水層を簡単に図にいたしました。トップコートのすぐ下がFRP層になっています。
「防水層にトップコートを重ねる防水」はトップコートが紫外線にさらされているためトップコートの塗り替えは5年~6年に1度必要になります。
頻度は多いですが費用は「2〜8万円」と面積によってはそこまでかからない場所なので5年という数字を目途に塗り替えを行っていただけたらと思います。
シート防水
「シート防水」には「合成ゴムシート」や「塩化ビニールシート」を使用することが主流で「シート防水」の防水層の耐用年数は10~15年前後です。
素材によっては耐用年数が変わってきますが10年を目安に防水層を新しくしてあげることが大切です。
また、シート防水は「防水層にトップコートを重ねる防水」とちがってトップコートは必須ではありませんがゴムシートの場合はトップコートが必要になります。
シート防水にトップコートを重ねることでシートの経年劣化を防げます。
「防水層にトップコートを重ねる防水」と同じくトップコートは5~6年で塗り替えが必要になりますのでトップコートと防水層それぞれでメンテナンスの時期が違ってきますのでそれぞれの適切な時期にメンテナンスを行うようにしてください。
防水層が劣化しているか見分けるには
防水層が劣化しているか素人判断ができないという方はこちらを参考にしていただければと思います。
・表面の色あせ
・ひび割れや剥がれ、ふくれ
・水が溜まる
・植物や藻の繁殖
・雨漏り
上記の症状が出てきていたら要注意です。
詳しく見てみます。
表面の色あせ
トップコートの機能が低下しています。
紫外線を遮る効果のあるトップコートが色褪せると下の防水層が紫外線にさらされてしまうようになってしまいます。
まだまだ平気と思わずにそろそろと思ったら早めに塗り替えを行ってください。
ひび割れや剥がれ、ふくれ
ひび割れや剥がれ、ふくれを見つけたら防水リフォームが必要になる可能性が高いです。
表面のトップコートだけなのか防水層まで劣化しているのかは素人判断ではわからないので信頼が置ける業者に頼んでみてもらいましょう。
水が溜まる
ベランダやバルコニーに水が溜まるのは排水溝にゴミが溜まっているか、床の防水効果が低下しているかが考えられます。
まずは排水溝の掃除を行ってみて流れればよいのですが、それでも流れない場合は業者に頼んでみてもらう必要があります。
植物や藻の繁殖
ベランダやバルコニーに植物が芽を出している場合は注意が必要です。
雑草などの根や茎は防水層や下地のコンクリートまで突き破って出てきていることも考えられます。
放置してしまうのは一番危険なので早急に業者に見てもらうことをお勧めします。また藻も放置しておくのは劣化の原因になりますので良くありません。苔や藻などが繁殖している場合はご自身で掃除をするか業者に依頼しても良いでしょう。
行いやすい方法で対処をしてください。
※ネットに書かれているブログやコラムに苔は熱湯で掃除するとよいと書いていますが、ベランダやバルコニーが熱湯に対応しているか確認してください。材質によっては痛めてしまう可能性があります。ご注意ください。
雨漏り
雨漏りが見つかったらできるだけ早急に業者に見てもらってください。雨漏りは最終段階に来ていると思って頂いて、早急に対処しましょう。
ベランダやバルコニーから下の建物内部に浸水してきているようでしたら建物の大事な部位が腐食してしまっている可能性もあります。
脅すようで心苦しいですが危ない状況ですのですぐに雨漏りを対処してもらえる業者を探しましょう。
弊社でもよろしければ対応ができます。
→お問い合わせ
「防水層にトップコートを重ねる防水」でも「シート防水」でも10年を目途に防水層をリフォームしてあげましょう。
「防水層にトップコートを重ねる防水」の施工事例
「防水層にトップコートを重ねる防水」は多くの戸建ての住宅で使用されています。
施工事例を確認してご自宅がどのように防水されているのかご確認ください。
弊社の施工事例の中にもFRP防水がありますのでご参考になれば幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
防水工事を行うベランダやバルコニーは雨漏りの危険性がある箇所です。
しかし、しっかりとメンテナンスを行い、劣化のサインに気づいて防水層を手入れすればそのような心配は必要ありません。
雨や紫外線にさらされているのは外壁や屋根だけではないのでしっかりとメンテナンスをしてお家を守っていきましょう。
防水工事は弊社が得意とする工事の一つですので是非防水工事で悩んでいる方はお問い合わせください。