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コラム

  • 2021.04.15
  • 近年多く使われている遮熱塗料・断熱塗料って?

埼玉県を中心に、外壁・屋根塗装から室内リフォームまで、お家のお悩みなら何でも解決する株式会社リフォまるです。

カラフルな屋根の色、上から見たときにとても綺麗ですよね。

そんなお家の屋根、どのような塗料が使われているか気にしたことはありますでしょうか?
塗料はお家に住まわれている方々がより住みやすく、環境に適したものにできるように様々な種類が存在します。
今回はその中でも近年多く使われるようになってきた遮熱塗料と断熱塗料についてお話ししていきます。

遮熱塗料と断熱塗料とは

遮熱塗料と断熱塗料の特徴を見ていきましょう。
2つの塗料の主な違いは下記の通りです。

・遮熱塗料
反射・・・太陽エネルギーを反射して温度上昇を抑える
放射・・・高放射で表面温度を下げる

・断熱塗料
伝導・・・低熱伝導率で室内への熱流を抑える

詳しく説明していきます。

【遮熱塗料】
熱の原因となる赤外線を効率よく反射させることで、熱エネルギーの影響を少なくすることが出来る塗料です。

ある事例では、高い遮熱性で屋根表面の温度は最大約30℃削減し、戸建ての場合、電気代の約27%削減することが出来ました。
※削減量は建物や環境条件で変わります。

このように、電気代の削減や屋根の表面温度を大幅に下げることで室内の温度を下げる効果が期待できます。

【断熱塗料】
一方の断熱塗料は紫外線の反射のような性能は備わっておらず熱を断つ(遮断する)ことが出来る特徴を持った塗料です。

断熱塗料は、ある程度、熱が内部に伝わる時間を遅らせることが出来る事となり、内部の温度上昇に対する時間を抑え、結果的に内部の温度上昇を抑えることが出来ます。
断熱塗料のみで使用するとそれほど断熱性能は上がりません。
遮熱塗料によって、表面の温度上昇を食い止め、その表面温度の内部への進行を断熱塗料によってある程度防ぐことが一般的な断熱塗料の使い方になります。

断熱塗料と遮熱塗料に種類はある?

ここまで断熱塗料と遮熱塗料について話してきましたが塗料の中でもグレードというものが存在します。
これは遮熱塗料と断熱塗料に限らず、塗料であればこのようなものが存在するのでぜひ知識としてご覧いただけたらと思います。

一昔前はアクリルやウレタンが主流でした。
これはシリコン塗料が高級塗料であったことが原因と思われます。

ここ数十年で塗料の品質と価格が大きく変わったことでシリコンやラジカルが主流になってきています。

弊社ではラジカルをお勧めしていますがこの理由について少しご説明させていただけたらと思います。

弊社がラジカルをお勧めしている理由としては、シリコンとラジカルだとあまり値段が変わらずラジカルの方が数年持ちが良く性能も良いというのが大きな理由です。

普通の屋根塗料との違い

名前の通り遮熱・断熱に効果がある塗料ですが普通の屋根塗料との違いは何でしょうか?

一般的な屋根塗料にも耐UV性、防藻・防カビなどの基本的な性能が備わっています。

遮熱・断熱塗料にはこれに付随して室内温度の低下、省エネ、CO2の削減、地球温暖化対策などの様々なメリットをもたらせてくれる性能があります。

近年多く使われるようになった理由として上記のような効果を受けることで夏場の冷房代の節約、地球温暖化対策への貢献ができるということが多く使われる理由となっています。

断熱塗料・遮熱塗料のメリット

断熱・遮熱塗料のメリットを具体的にまとめたいと思います。

遮熱塗料のメリット

・夏場の室内温度が快適に保たれる
太陽光を反射し、室内の温度を快適に保つ効果があります。遮熱塗料をしたかどうかで室内温度は最大2~3℃下がります。
2~3℃はかなり大きいので夏場でも快適に過ごせそうです!

・電気代が削減できる
室内温度が1℃下がると約10%の電気代の削減につながります。
省エネ効果もあるので自然環境にも優しいですね!

・耐用年数が長い
遮熱塗料の耐用年数はほとんど10~20年と長いです。

・熱による劣化を防ぐ
遮熱塗料は外壁や屋根の劣化を防ぐ効果もあります。
外壁や屋根などの建材は太陽光などの熱を直接受けることで劣化が進みます。
遮熱塗料が光を反射し表面温度の上昇を抑えるので劣化スピードが遅くなります。

遮熱塗料のデメリット

・費用が高い
業者によってまちまちなので費用は都度聞いてみた方が良いのですが一般の遮熱効果を持たない塗料より費用が高いです。
話し合いの場で一般塗料とどれくらい違うのか聞いてみて検討してみても良いかと思います。

・冬場の保温効果がない
遮熱塗料は保温効果がありません。外の熱を内部に伝わりにくくしますが、温度を保つことが出来ず、屋内外からの冷気などの遮断等ができないため冬が長い北海道、東北地方のお家は遮熱塗料が適していないかと思います。

・表面が汚れると遮熱効果が落ちる
表面が汚れると反射が出来ません。そのため遮熱効果が発揮されず年数がたつにつれて遮熱性能は下がっていきます。
効果を保つために定期的に洗浄が必要になってきます。

断熱塗料のメリット

・室内の温度を快適にしてくれる
夏でも冬でも部屋の中が快適になります。夏場は太陽の光で熱くなる室内も断熱塗料を用いていることで温度上昇を抑えることが出来ます。
また冬場は暖房で温めた空気が外に逃げないようにし、寒い冷気も断熱効果によって室内に入ってこないので快適に過ごせます。

・節電・防音効果がある
遮熱塗料を施した建物は冷暖房の使い過ぎがなくなり結果的に節電につながります。また、断熱塗料を塗ったお家は屋内からの話し声が外に漏れることがありません。
外からの車の音や雨音もシャットダウンしてくれます。

断熱塗料のデメリット

・値段が高い
遮熱塗料と同様に断熱塗料も値段が高いのがデメリットです。
こちらも業者さん次第のところがありますので依頼する業者に聞くのが良いでしょう。

・効果が実感できない場合がある
これは断熱塗料を塗る以前に建物に隙間が出来てしまっている、隙間風が入ってきてしまう等他の理由でお家の温度が保たれない場合があります。
その場合断熱塗料を塗っても意味がありません。また、窓の開口が多いとその効果が得にくくなります。
最近の住宅は断熱材が元から使用されているケースが増えていますので断熱塗料を塗っても効果を感じられないケースがあります。まずは自宅の状態を見てもらってからご検討してみて下さい。

その他断熱・遮熱塗料のメリット

・最上階の温度が下がる
1階よりも最上階が熱いと感じる方は多いのではないでしょうか?
最上階は窓からの日差しが良く当たり、屋根からも近いため、1階に比べて温度が高くなりやすくなっています。
遮熱・断熱塗料を使うことで温度が下がり、最上階でも過ごしやすくなります。

・金属屋根のお家は効果大
金属屋根は他の屋根と比べて熱伝導が良く熱くなりやすいので夏場や日差しが暑い日は部屋の温度が高くなります。
そのため遮熱・断熱塗料を使うとより効果的に感じられるかと思います。

・吹き抜け天井のお部屋をより過ごしやすくする
天井が吹き抜けのお家もありますよね。
吹き抜け天井の場合、部屋全体の空間が増えるため、夏に熱い空気を溜めることも相まって冷房が効きづらくなります。

また、斜め天井の場合は屋根裏がないことがほとんどなので、屋根の熱が伝わりやすく部屋の温度も高くなります。

そのため遮熱・断熱塗料の効果をより実感していただけるかと思います。

まとめ

今回は遮熱塗料と断熱塗料についてまとめました。
今まで屋根の塗装は会社さん任せだったという方もいらっしゃるかもしれません。

遮熱・断熱にすることでお家の過ごしやすさも変わってきます。
近年の地球温暖化の対策としてもとても有効かと思いますので、塗り替えの際は是非ご検討の中に入れてみてください。

また、弊社でも遮熱・断熱の塗装をお受けできますので、ご相談だけでもご連絡いただけたらと思います。

株式会社リフォまるは、一流の職人が明瞭・適正価格で、お客様が実現したい暮らしを提供します。
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