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コラム

  • 2021.08.03
  • 外壁材の種類と外壁メンテナンスの方法

埼玉県を中心に、外壁・屋根塗装から室内リフォームまで、お家のお悩みなら何でも解決する株式会社リフォまるです。

自分のお家の外壁材、皆さんは何を使っているか知っていますでしょうか?

外壁材にもさまざまな種類と素材があり、外壁を長持ちさせるための工法も種類があります。

今後メンテナンスをされる際にも大いに役に立つと思いますのでどのようなものがあるのか見ていけたらと思います。

外壁材の種類

サイディング
初めにサイディングという言葉が出てきますがサイディングとは「建物の外壁に貼る、仕上げ用の板材」のことです。サイディングの特徴は「耐水性に優れている」「耐天候性に優れている」「種類・デザインが豊富」「工場生産なので品質が安定している」とても優れた外壁材です。
一般的に、塗り壁に比べて工事費用は安く済み、経年劣化もしにくくなっています。
耐用年数は7~8年と言われており、つなぎ目が剥がれたり、サイディング自体が反るまたは剥がれる、触った時に粉が付くなどしてきたら修繕が必要です。この現象が出ていますと、サイディングの一番の役目である表面の防水がうまくできていないことになりお家への被害が考えられます。

上記のことを念頭に置いて一つひとつ見ていきましょう。

外壁材は主に7つの種類に分かれます。

①窯業系サイディング

窯業系サイディング
窯業系サイディングは今では最も普及している外壁材です。
施主主様にとって一番の特徴は何といってもコストと耐火性、デザイン性です。工事自体も短期間で終えることが出来ます。家を建てる場合は初期費用が抑えられることもメリットです。また業者にとっては施工が簡単で人気となっています。

デメリットはシーリング材(つなぎ目材)が経年劣化するのでその都度修繕が必要です。修繕費も高いのでそのことを踏まえて金銭的な計画を立てる必要があります。また、熱をため込みやすい特徴があるので塗装をするときは断熱や遮熱性のある塗料を使うとよいでしょう。防水機能も窯業系サイディング自体にないのでこまめなチェックが必要です。

②金属系サイディング

金属系サイディング
メンテナンスの周期が長いのが特徴で、水浸、ひび割れ、凍害の恐れがありません。
近年シェアを拡大させています。
金属サイディングは主にガルバニウム鋼板製品が多く使われています。
ガルバニウム鋼板とは、ガルバリウムという合金でメッキされた鉄のことで、耐用年数はおよそ25年~35年です。穴あきなどがなければ40年以上耐久性や維持が期待できるものです。
ガルバニウム鋼板は価格、耐久性、断熱性、メンテナンス性、施工性、耐震性、耐風性、デザイン性などバランスの取れた外壁材と言えます。
他の建材と比べて優れているところが多い建材ですが、パーフェクトではありません。
海の近くのお家や、工場、森林付近でのお家の外壁材としては錆が発生するリスクが高いことからその付近でのお家の外壁材としてはお勧めしません。
外壁材としての価格は窯業系サイディングに比べると割高で、だれでも施工ができる建材でないため専門的な板金技術を備えた板金工市か施工ができないのが大きなデメリットです。業者によっては断られることもありますし、経験が浅い業者だと失敗のリスクもあります。

③樹脂系サイディング

樹脂系サイディング
メリットとしては耐久性、対候性に強いことです。
樹脂なので軽く、再塗装する必要がありません。つなぎ目も不要なのでメンテナンス性が非常に高いのが樹脂系サイディングの大きな特徴です。
デメリットとしては耐火性能がないことです。カラーバリエーションは少なく、ものによっては単価が窯業系サイディングの倍ほどしてしまいます。
樹脂系サイディングは国内だとまだまだ少ないのが現状です。理由としては対応できる業者が限られていることが主な原因です。

④木質系サイディング

木質系サイディングイメージ
※画像はイメージです
耐熱性に優れた木のぬくもりを感じられるサイディングです。
木材を使った薄い板状の外壁材で他のサイディング材にはない高級感のある質感が特徴です。しかし他の窯業系サイディングなどに比べると費用が高いのがデメリットです。
また木製なので水に弱く、外壁としては劣化がしやすいです。修繕費などを渋ってしまうと大変なことになってしまいます。
施工工事ができる業者も少ないため、業者選びで失敗してしまうとトラブルにまで発展してしまうこともあります。
他の外壁材よりもメンテナンス頻度は高いです。
総合的に考えてもおすすめはしませんが、木の家に強い憧れがある方などには需要があるかと思います。

④モルタル

モルタル
現在でも人気の高いのがモルタルです。
砂と水とセメントを混ぜ合わせた材料で、万が一火災が発生しても有毒ガスを発生させません。
台風や竜巻などの飛来物で建物に何か衝突しても簡単には破損しません。仕上げの仕方で様々な表情を見せてくれるので、現在でも人気が高い理由がここにあるのかもしれません。
しかし一方でひび割れしやすいのは事実です。
モルタルのひび割れ
ひび割れが起こると内部に水が侵入してしまうのでシーリングなどで補修する必要があります。その際に外観が劣ることがあります。また雨で汚れが流れて跡になると外観が悪くなります。

モルタルも防水性を失ってくると白い粉のようなものが手で触った時につくようになります。この兆候が出てきたら外壁塗装を行うべきです。シーリング剤がいらない分サイディングよりも安く工事が行えます。
モルタルはとても優秀ではありますが、メンテナンスは必要だということは忘れないで下さい。

⑤タイル

タイル
主成分は粘土で板状にして焼き固めた外壁になります。
タイル自体非常に硬く傷や摩擦、紫外線による色の変色など経年劣化もほとんどしないのも特徴です。
汚れにくく雨の影響も受けづらいので非常に優秀と言えます。正しく施工されていれば20年から30年以上の耐久性があります。

タイルには目地があり(タイルを積んだり張ったりしたときにできるつなぎ目)この目地の中でも深目地が使われているタイルは注意です。深目地は雨が滞留しやすく外壁下地にまで湿気が帯びてしまうので劣化が早くなります。

また、浮きや剥がれが出来てしまうとタイルの裏側に水が侵入してしまうためタイルが持つといっても定期的な点検やメンテナンスは欠かせません。

⑥ALC

ALC
「軽量で気泡が入ったコンクリート」の英字表記の頭文字をとってALCと呼ばれています。
軽量と書いてあるように非常に軽く断熱性、耐火性に優れていますが、この外壁材自体に防水性はほぼなく、水を吸収しやすいのが大きなデメリットです。水を含むと当たり前ですが劣化していきます。塗料を防水性の高いものにして補う必要があります。また、つなぎ目はシーリングなので、こちらの劣化にも注意が必要です。
ALCはサイディングと比べるとメンテナンス時期が長いですが、シーリング自体のメンテナンス期間と合っているとは限りません。
シーリングが7~10年に一度メンテナンスが必要ですのでシーリングのメンテナンスがALCのメンテナンスとは違うことで足場代の費用をまとめることが出来ないことが出てきます。

外壁材の塗料とは

下記の表をご覧ください。
塗料グレード表

種類 耐用年数 価格
アクリル 約5年 1,000~1,800円/㎡
ウレタン 約8年 1,700~2,500円/㎡
シリコン 約10年 2,300~3,500円/㎡
ラジカル 約12年 2,200~4,000円/㎡
フッソ 約15年 3,500~4,800円/㎡

シーリングを使う外壁材は塗料も同じくらいのメンテナンスを目安に選ぶのが良いとされています。
理由といたしましては足場代があげられます。足場代はシーリングの交換でも必要になりますし、外壁材の塗料の塗り替えでも必要になってきます。
ご近所の方々のことも考えると一緒にまとめた方がお得です。

外壁材は耐久性が良いものを選んでいただいた方が良いですが、外壁材もグレードによって値段が変わってきます。
あまり長いものを考えるよりも少し長いくらいか同等のものが良いかと思います。

弊社では外壁材でしたらラジカルをお勧めしています。ラジカルより一つ下のシリコンでもよいですが値段はさほど変わりません。
値段があまり変わらず性能が良い方と考えるとラジカルになるので弊社では外壁材でしたらラジカルをお勧めしています。

外壁メンテナンスの方法

外壁メンテナンス
塗り替えをしないといけないことはチラシか何かで知っていても張り替えはよくわからない方も多いかと思います。
張り替えの他にもカバー工法というやり方もありますので見ていきましょう。

塗り替え

外壁の塗り替えは住宅の外壁の上に上塗りをするメンテナンスのことです。
防水機能を復活させてひび割れなどの補修も目的となります。
お家の外観はお家の価値において重要な要素なので汚れが目立ってきた外観を整えて資産価値を向上さることが出来ます。

メリット

お家の耐久性を上げて居住可能年数を伸ばすことが出来、防水機能も復活させられます。
遮熱塗料や断熱塗料を使うことでお家の中の過ごしやすさが変わることが大きなメリットです。

デメリット

大きな出費になります。
これは仕方のないことではありますが、30坪で約100万円前後は考えておかないといけません。

張り替え

建物の外壁材をいったん解体・撤去して、新しい外壁材に張り替えるメンテナンス方法です。
一旦すべて剥がすので下地の点検も可能になります。

メリット

耐震性を考えると上に二重につけるカバー工法よりもこちらの方がお勧めです。塗り替えよりも外壁材そのものを変更できるのでいろいろな素材を楽しめることが出来るので、憂鬱な工事ですが、楽しみも増えるかと思います。

デメリット

撤去から張り替えまでとなると工期が長くなります。やはり費用は他の方法と比べて高くなるので撤去費用は別で30坪当たり約230万円ほど見ておいた方が良いでしょう。

カバー工法

既存の外壁材の上から新しい外壁材を取り付ける方法です。張り替えよりも費用は安く抑えられ、壁は2重になります。

メリット

断熱性と遮音性が向上します。張り替えよりも工期は短いです。

デメリット

耐震性は落ちます。カバー工法だと選べない外壁材が存在し、費用は30坪で約180~240万円ほどになります。
塗り替えの他の方法もありますが、やはり皆さんやられるのは塗り替えです。

メリットデメリットを知ったうえで決められてください。

まとめ

今回は外壁の種類と外壁メンテナンスの方法についてみていきました。
外壁の種類は素人がパッとわかるものではありません。
その道のプロにと思っても信頼関係がない限りあまり信用できないのも事実かと思います。
そのような場合は施工の実績やお客様の声が多く乗っている会社さんなど信頼が出来そうかなと思う会社さんに何社さんか聞いてみるのが良いでしょう。
ぜひ他社様とも比べていただけたらと思います。

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