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コラム

  • 2022.08.25
  • 和室の壁の種類とは

埼玉県を中心に、外壁・屋根塗装から室内リフォームまで、お家のお悩みなら何でも解決する株式会社リフォまるです。
和室に多く使われている砂壁や土壁。現在は珪藻土なども使われていることもあるようです。
築年数の古いお家は砂壁や土壁が多いかと思いますが、年月が経つと困るのが剥がれや崩れです。
和室の壁について理解を深めていきましょう。

和室の壁の種類

和室の壁にも種類があります。
皆さんのお家はどのような壁になるか見てみてください、

土壁

土壁画像
土壁は土で仕上げる壁です。
下地から表面まで土を使った壁のことを土壁といいます。
土の種類も多く、表面がざらっとしたものから磨かれたようなものまであります。

メリット

耐火性が高く、断熱効果も高いです。
土壁や砂壁には調湿作用があるので、室内の温度を自然に快適な状態に調節してくれます。
種類が豊富で地域性もあるので土壁と一言で言っても沢山のバリエーションがあります。
自然素材なのでアレルギーになりにくく、自然素材ならではの風合いが魅力です。

デメリット

職人による手作業になりますので工期が長くなりやすいです。
そのため費用は少し高めになります。
劣化で表面の砂や土が落ちてくるので後々掃除が面倒になることもあるようです。

砂壁

砂壁画像
砂壁は下地が石膏ボードや土壁、モルタルなどが使われており、砂壁の砂には天然の砂や砕石、色ガラス粉、貝殻粉などを練って上塗りをしていきます。
最近では洋室に使われることも増えています。

メリット

耐火性が高く、断熱効果も高いです。
土壁や砂壁には調湿作用があるので、室内の温度を自然に快適な状態に調節してくれます。
自然素材なのでアレルギーになりにくく、自然素材ならではの風合いが魅力です。

デメリット

職人による手作業になりますので工期が長くなりやすいです。
そのため費用は少し高めになります。
劣化で表面の砂や土が落ちてくるので後々掃除が面倒になることもあるようです。

珪藻土

珪藻土の壁の画像
現在和室の壁材として主流なのが珪藻土です。
珪藻土はプランクトンの化石が堆積して作られたもので、壁材として使う際には石灰やセメント、粘土などを混ぜて使います。

メリット

調湿性に優れており、部屋の湿度を40~60%に保ってくれます。漆喰よりも調湿効果は優れています。
また消臭効果と耐火性も強いです。万が一燃えてしまっても有毒物質が発生しにくいです。

デメリット

経年劣化でぽろぽろと落ちてきてしまいます。カビが生えることも…。
施工に時間がかかるため導入コストも高いです。

漆喰

漆喰の壁の画像
印象として皆さんイメージしやすいものは日本のお城の壁などでしょうか。
漆喰は消石灰に砂と糊、麻スサ(乾燥時に収縮ひび割れを分散させるのに効果がある材料です)を加えて水で練ったものになります。

メリット

見た目が美しく、防カビ・防ダニ効果があります。

デメリット

剥がれ落ちやすく、乾燥してからの重ね塗りが必要になるため工期が長くなります。
また職人さんの腕次第で出来上がりに差が出来ます。

和室の土壁や砂壁が崩れてきたら

土壁や砂壁が崩れてきたらどうするべきでしょうか。

自分で補修をする

工具画像
和室の壁用の補修キットというものは売られていますので細かい箇所のひび割れや少しの崩れくらいでしたら業者を呼ばずに補修もできます。
但し、安易にシーリングを使うという事はしないでください。
御自宅の壁の種類がわかるようでしたら、種類に合った補修キットで補修しましょう。
また、DIYを行う方は知識がある人と一緒に行うことを前提に、ネットだけの知識しかない状態で行うことはしないようにしてください。
といいますのも、壁といっても中の作りがそれぞれまちまちです。施工法に合ったものをしなければ別の箇所に被害が出てしまう恐れもあります。
大きな箇所のDIYはなるべく行わないようにしましょう。

業者に任せる

少しの崩れでも気になる方はクロスを貼ることで安く施工はできますので業者に依頼するほうが良いかと思います。
また、その場でアドバイスももらいやすく、今後の対策にもお役に立てるかと思います。
業者を選ぶことがまず不安という方は無料で見てもらえる会社さんを探してみても良いかと思います。

放置しておくとどうなる?

土壁や砂壁はボロボロと崩れるので掃除が大変になるだけではなく、ダニの餌になるのでアレルギーが出てしまうこともあります。
特に小さいお子様や妊婦の方、アレルギーに敏感な方がご家庭にいる場合はこまめな掃除をするかきちんと対処された方が良いかと思います。

まとめ

今回は和室の壁に焦点を当てて説明させていただきました。
和室の壁は美しいですが、それだけにメンテナンスが欠かせない場所にもなるかと思います。
小さい箇所はご自分でも修繕できるかと思いますが、壁を一新したい場合は是非ご相談いただけたらと思います。
壁紙が良いのか、新しくするべきなのかなど、お客様のご希望に合わせてリフォームできますので何かお困りございましたら一度ご連絡ください。

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