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コラム

  • 2022.10.18
  • 外壁塗装のグレードと種類、お勧めは?

埼玉県を中心に、外壁・屋根塗装から室内リフォームまで、お家のお悩みなら何でも解決する株式会社リフォまるです。

外壁塗装をする際に選ばないといけないのが塗料のグレードです。
塗料のグレードについて詳しく解説していきますので塗り替えの際はご参考いただけたらと思います。

塗料のグレードについて

塗料のグレードというものをご存じですか?
塗料は使う樹脂によって耐久性や値段が変わってきます。この等級をグレードと呼びます。
下の画像をご覧ください。
※メーカー・製品により耐久年数は異なります。

塗料のグレードによって耐久年数が違い、お値段も異なっています。
それぞれの種類によって違いがありますので見てみましょう。

アクリル

一昔前は外壁や屋根に使われていた塗料ですが、現在は公共施設の内部などに使われることが多くなった塗料です。
外壁には使うことはまずないかとは思います。
耐久年数はおおよそ3~7年でチョーキング(壁を触ると粉が付く現象)が起こります。

ウレタン

こちらも一昔前は住宅の塗り替えに利用されてきました。現在では細部の塗装の際に使われたりと、場合によって使われます。耐久年数は5~8年と言われております。

シリコン

現在最もポピュラーな塗料で耐用年数もおおよそ8~12年程とウレタンよりも長いです。
ハウスメーカーさんや一般の塗装屋さんでも多く使用されています。

※シリコンでもこんなシリコンには気を付けて!

単層弾性塗料という塗料はシリコンでも耐久年数が低くなります。10年持たないことがほとんどなので気を付けましょう。

ラジカル塗料

ここ最近市場に出てきた塗料で、ラジカル(光に当たって反応を起こし、塗膜を痛めてしまう物質)を抑えてくれます耐用年数は10~16年と言われています。

フッ素

耐熱性、耐薬性、非粘着性、低摩擦性を兼ね備えており、シリコンの1.5倍~2倍の耐久性を持っています。
耐用年数は12~18年と言われています。

※フッ素塗料を使うときの注意点

フッ素塗料は塗膜が固く、サイディングのコーキング部分の目地の動きに対応ができません。そのためひび割れの可能性が高くなるので、
フッ素塗料を使う場合、シーリングは後打ちする業者が多いです。

無機塗料

無機塗料は塗料の成分に無機物を加えた塗料です。無機物が100%だと塗装ができないので有機物も少量含んでいます。
有機物は紫外線が当たると分解されていきます。分解されていくとチョーキングや色褪せ、ひび割れが起こりますが、無機塗料は有機物が少ないため、従来の塗料より優れています。
耐用年数は20年~25年と言われています。

お勧めの塗料は?

上記のように塗料の性質を見てみると、無機塗料にした方が長持ちするように感じます。
しかし、ラジカル塗料と無機塗料では無機塗料がラジカル塗料と比べて倍ほどお値段も違ってきます。
また、シーリング材の耐久性や屋根塗料の耐久性に合わせた方が足場代がお得になるのは間違いありません。屋根をやるにも壁をやるにも足場が必要だからです。
シーリング材の耐久年数がおおよそ7~10年程度、屋根塗料はおおよそ約10年~15年と言われています。
まとめて同じ時期に施工することが好ましいと考えると、おおよそ10年~15年ほど耐久性がある塗料であれば問題ないといえます。
それを踏まえて考えると、シーリングも一緒に塗れるラジカル塗料がお勧めです。
ラジカル塗料自体2012年から市場に出回ってきた塗料なのでまだまだ実績は少ないですが、現在のシェア率でいうと、外壁塗料の場合、ラジカル塗料が全体出荷の半分以上を占めるようになっており、現在の主流となっています。実績を積んで問題ないことが業界全体で認識されたと言えますので耐久なども安心してご使用いただける塗料です。

自社開発の塗料・オリジナル塗料・OEM塗料に注意!

不安な夫婦イラスト
飛び込み営業では自社開発塗料(オリジナル塗料)がありますと伝えてくる業者もいます。
この自社外発塗料(オリジナル塗料)とは何でしょうか。2つのパターンがあるのでそれぞれ見てみましょう。

OEM塗料の場合

自社外発塗料(オリジナル塗料)といってもその業者が製造しているものではありません。塗料メーカーにOEM契約(ある企業(委託者)が自社ブランド製品の製造を他社(受託者)に委託する契約)をした塗料を発注してオリジナルのラベルを貼って使っています。
ですので自社外発塗料(オリジナル塗料)と言われるほとんどがOEM商品になります。

既存の塗料のラベルは無断で貼り替えたもの

一般に販売されている塗料のラベルを勝手に貼り替えて専用塗料として販売をするというやり方で、OEM商品と違い、塗料を偽装しているので悪質です。実は安価な塗料だったなんてことも起こり得ます。
提案される際に塗料のカタログがない場合はラベルを貼り替えていることが多いので気を付けてください。

どうして自社外発塗料(オリジナル塗料)は注意が必要なのか

市販されている塗料だと検索されてしまうと値段が出てきてしまうので見積もりを高くできません。しかし、オリジナルブランド塗料だと検索しても出てこないので料金を高く見積もることができます。

また、塗料の実績は数年で出るものではありません。

これを踏まえて考えるときちんと実績のある塗料を選んだほうが無難ですし、グレードの低い塗料を使われてしまう可能性もありますので、注意が必要です。

まとめ

外壁塗料のグレードについて今回まとめていきました。
家を持っている方はいずれ塗装をする時が来ますので、塗料のグレードについては知識を持っていて損はないかと思います。
自分のお家に適した塗料で家全体を守っていきましょう。
弊社も地域の皆さんに安心していただけるように寄り添ってご提案ができるように常に心がけております。
何かご不安なことや疑問があれば是非弊社へお問い合わせください。

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