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コラム

  • 2022.11.10
  • モルタル外壁の特徴は?ひび割れが多いって本当?

モルタルは高級感がある雰囲気から人気の外壁ですが、モルタルとはいったいどういうものなのか知らない人も多いかと思います。
実はモルタル外壁は、ひび割れが起きやすいので、早期に修繕することが大切です。
モルタル外壁は人気の壁ではありますが、ひび割れはどうして起こってしまうのか皆さんとみていけたらと思います。

モルタル外壁とは

モルタルとはセメント・砂・水などを調合したペースト状のものです。
外壁として使われたり、タイルやレンガを貼るときの下地としても使われています。
セメントが主成分で、防水には弱い側面もありますが、最近では防水セメントという、防水性に優れたモルタルもあります。

モルタルの外壁は何層かによって作られています。
内側に透湿防水シート、その上にラス下地版という板が張られており、その上に防水紙をかぶせ、そこにラスという金属の網を張ります。
このラスという金属の網があることで、モルタルが垂直でも密着ができるようになり、厚さも確保ができます。

モルタル外壁は、シーリングが必要ないことから、見た目がきれいに仕上がります。

モルタルの劣化のサイン

モルタルの劣化のサインはひび割れだけではありません。
・水を吸収している
・手に粉が付く
・苔やカビができている
・表面がはがれている
このような場合もモルタルの劣化のサインです。
それぞれ詳しく見てみましょう。

水を吸収している

雨の日に見ても全体的に水がしみていたら違いが判らないかと思いますので、晴れている日によく乾燥してある面に対して水をかけてみてください。外壁が水を吸収すると、その部分だけ染みのようになります。

これは劣化が始まっているサインです。
良く日に当たっている場所ほどで安いので、確認する際はいつも日が当たっている面にしてみてください。

防水の機能が保たれていれば水を弾きます。

手に粉が付く

これは「チーキング現象」といって防水機能がある油分がなくなって出てきます。さっと手で触るだけで確認ができます。
防水してくれた油がなくなると、水は弾かれずそのまましみ込んでしまいます。

手で触って粉がつくようでしたら再塗装の時期です。

苔やカビができている

このコケやカビがどうしてできるのかというと、モルタルに水がしみ込んでじめじめしている状態だからです。
チョーキングよりもさらに劣化が進んでいる状態といえます。
モルタル自体の耐久性も落としてしまいますので、この兆候が見られるようでしたら塗装時期ですので、再塗装をお勧めします。

ひび割れが起きている

モルタル壁のひび割れは塗装が弱ってしまって起こります。
ひび割れは雨の日にモルタル壁が水を吸収して膨張した外壁が、晴れの日に乾く時の収縮が繰り返されると起こります。

表面がはがれている

何年も雨風にさらされてモルタルの付着力が低下してしまったため起こります。
下地が露出してしまっている状態は良くありません。そのまま放置してしまうと外壁だけでなく、お家も痛む原因となってしまいます。下地が見えてしまっていたら早めに修繕をご検討ください。

年数がたっていないのにモルタルにひびがある場合

モルタルのひび割れの原因は主に乾燥、経年劣化、地震などで起こります。
では、モルタルの外壁で、まだ築年数も低いのにひび割れが起こった場合は、どのようなことが考えられるのでしょうか。

最初にペースト状で塗っていくモルタルですが、築後2~3年乾燥を続けます。
そのため新築であっても、乾燥で細かいひび割れが発生することもあります。
このひび割れ自体、緊急性は低いものですので、すぐに修繕が必要なものではありません。
ただし、年数が経っていくとひび割れは広がっていってしまうので、外観の美観を保つためにも、新築でしたら5~8年目にメンテナンスをすることをお勧めしております。

また、地震などの自然災害で引き起こされる場合があります。
建物自体が揺れで動いてしまうと、モルタルの外壁が追従できずに、ひびが割れてしまう場合があります。
同じように地震が来た場合に、さらにひびが入ってしまう可能性がありますので、この場合は補修をお勧めしております。

ひび割れや剥がれはどうやって修繕するのか

ひび割れの場合

①ひび割れ部分をサンダーという特殊な機械でカットします。

②プライマー塗布
塗料の食いつきが悪い材料の表面に、接着性を高める目的で塗る下地塗料です。

③シーリング材充填

④均し

⑤カチオンフィラー
各建材の下地調整として使用されているもので下地をなめらかにします。

⑥塗装
周りの外壁の色と近い色で塗装します。

剥がれの場合

①はがれている個所の除去
新しい塗膜を塗るためはがれている部分は念入りに取り除きます。

②高圧洗浄

③カチオンフィラーで下塗り下地の凹凸をなめらかに

④上塗り
下地が乾燥したら上塗りをして完成です。

まとめ

今回はモルタルの外壁についてみてみました。
新しくお家を持たれた方は特にひび割れ気にされる方が多いかもしれませんが、もし気になるようでしたら弊社は無料点検もございますので是非一度お試しください。また、弊社ではモルタル外壁の修繕も実績多数ですので、ご不明点等ございましたらお電話でも対応させていただいておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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