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コラム

  • 2022.11.15
  • 外壁カバー工法とは

埼玉県を中心に、外壁・屋根塗装から室内リフォームまで、お家のお悩みなら何でも解決する株式会社リフォまるです。
屋根カバー工事は聞いたことがある人も多いかと思いますが、外壁にもカバー工法があることは知っていますか?
塗装と比べて違いはあるのか、どんなメリットデメリットがあるのか一緒に見ていきましょう。

外壁カバー工法とは

外壁メンテナンスの方法の1つで外壁カバー工法があります。既存の外壁の上に重ねるように新しい外壁材を重ねる工法です。
塗装工事や張り替え工事と違って、様々な付加価値が得ることができます。

外壁カバー工法で用いる素材は大きく分けると2つあり、樹脂サイディングと金属サイディングに分かれます。
金属サイディングには、ガルバニウム銅板、エスジーエル銅板、アルミニウムの3種類があります。

それぞれ特徴を見てみましょう。

樹脂サイディング

施工が簡単で安価、雨風や紫外線による劣化に強く、シーリング補修も不要です。
高温多湿な地域や、低温乾燥な地域でも対応しており、アメリカ、カナダでは新築戸建ての半分以上に樹脂サイディングが使われています。
また、樹脂サイディングは撥水性があり、湿気をほとんど通しません。
内部に水がしみ込まない性質と優れた撥水性により、凍害も起こりにくく、寒冷地の住宅に適しています。
顔料を練りこんで着色しているので、塗装剥げの心配がありません。ですので塗り替えが必要ありません。シーリングも「オープンジョイント工法」を使っているのでシーリングの打ち替えの必要がありません。

オープンジョイント工法は、樹脂サイディングの標準的な施工方法です。ジョイントの部分は端部同士を重ねるだけなのでシーリングが必要ありません。
雨水が絶対に入らないわけではないのですが、少々入ってもさっと排出できれば良いという考え方で、放湿性が良好です。

また、潮風による腐食や錆にみ強いので、劣化の心配がありません。ですので沿岸の住宅にもお勧めです。

バリエーションは少ないですが色は豊富でお勧めです。

ガルバリウム銅板

ガルバリウム銅板は耐用年数が長く長持ちです。大体10~15年を目安に塗装をメンテナンスすることで、長持ちします。
金属素材のデメリットといえば錆ですが、ガルバリウム銅板は錆が発生しにくいという特性があります。
また、耐震性が高く、軽量なのでカバー工法の際によく使われる建材です。
また、シンプル・モダン・都会的・シャープなどのイメージの外観になるので好んで採用する建築家もいるほどです。

エスジーエル鋼板

ガルバリウムと同じく金属サイディングですが、ガルバリウム銅板のメッキにマグネシウムを加えた製品で、メーカーの試験ではガルバリウム銅板より3倍越えの耐食性を持っていると試験結果が出ています。
メーカーによるとあらゆる環境下でガルバリウム銅板を上回るパフォーマンスを実現しますとしています。

アルミ

錆に強く、耐久性に優れ、水分に強く寒冷地でも安定した性能があります。高い耐久性があり、約40年~50年の耐用年数があるといわれています。
アルミサイディングは耐久性の高さと耐用年数の長さからほかの外壁材と比べてメンテナンス費用が掛からない特徴があります。
定期的に塗装を行う必要もありません。

カバー工法のメリット

外壁カバー工法は外壁の張替えよりも短い期間で新築のように外観をリフォームでき、断熱性と遮熱性、防水性が高まるというメリットがあります。
また、張替えよりもコストが抑えられます。長期的に見たときにメンテナンスコストも削減ができます。

カバー工法のデメリット

外壁の劣化の状況によっては施工できないこともあります。
万が一にも外壁材の内部や構造の劣化が進んでいた場合にカバー工事をしたことで内部の劣化を発見するのが困難になる可能性もあり得ます。
基礎や構造の劣化が発見されないままだと、最悪の場合は住めなくなってしまいます。カバー工法をするときには調査と説明をしてもらいましょう。きちんと納得ができましたらカバー工事を進めていってください。
もしも内部で不具合が起きた際はカバー工法で被せた外壁を剥がす必要があるので工期や費用が増えてしまうことになるかと思います。
また、正しく施工されないと内部結露を起こしてしまう可能性がありますので、業者選びは慎重に行ってください。

カバー工法を検討する時期はいつがいい?

基本的には経年劣化によるメンテナンスの場合に行うことが多いカバー工法ですが、外壁自体の耐用年数が超えたらカバー工法または張替えを検討しましょう。

外壁カバー工法が耐震に影響を与えるのは本当?

外壁カバー工法と調べると、「耐震性」というワードも見かけますが、実際のところどうなのでしょうか。
耐震に関しては外壁カバー工法をすることでお家の重量が増し、耐震性が下がってしまうのは事実ですが、ガルバリウム銅板などの金属サイディングを使用すれば家が崩れやすくなるほどの重量の変化は考えにくいです。

まとめ

外壁カバー工法は施工実績のある業者に頼みましょう。きちんと施工してもらえるのかの基準にはなるかと思います。
必ず施工の経歴を確認しましょう。外壁カバー工事は知らない人が多い工事だったかと思います。
知らない工事名が出たときにはとりあえずご自身で調べることが何よりも大切です。きちんと説明が欲しい場合や、外壁の修繕でご検討されている場合は、是非弊社にも一度お問い合わせください。

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