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コラム

  • 2022.09.29
  • ブロック塀は修繕が必要?安くする方法は!?

埼玉県を中心に、外壁・屋根塗装から室内リフォームまで、お家のお悩みなら何でも解決する株式会社リフォまるです。

大阪北部地震を覚えていますでしょうか。この震災の影響でブロック塀が崩れて子供が亡くなったという痛ましい事故がありました。大阪北部地震から約4年が経ちますが、ブロック塀の修繕はどうしたらよいのでしょうか。

今後数年内に起こる震災に備えるためにも、ご自分のお家で被害を出さないためにもお家のブロック塀見直してみませんか?ブロック塀の修繕や撤去は地域によって補助金も出ますので、うまく活用して対策を取りましょう。

もしもブロック塀が壊れて誰かに被害が及んだら

ブロック塀をお持ちの方は気になるところだと思います。
ブロック塀が倒壊して人を傷つけたり物を壊した場合は、所有者が損害賠償する必要があります。

ブロック塀が崩れたイラスト

これは建築物の所有者に「工作物責任」という責任が課せられるためです。
工作物責任というのは、工作物の所有者が他人に被害を与えた場合に、工作物の占有者・所有者が負う賠償責任のことです。
たとえ中古物件を買って所有者となった場合でも、この責任は課せられます。
危険な工作物かわからなくても、結果危険になってしまったものに関しても所有者の責任になるという事です。

民法にも書いていることなので確認しておきましょう。
民法第717条
1.土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない。

過去の事例では数千万円の損害請求を起こされている例もあります。
決して他人事ではないので、ご自宅で不安がある箇所は確かめておく必要があります。

また、1981年にブロック塀の高さの規定が改正されており、ブロック塀の高さの上限を3mから2.2mに引き下げています。
1981年以前に建てられたお家では、塀の高さや基礎の強度が足りない等の基準を満たさないものもありますので、注意が必要です。
高さが2.2m以上になると撤去が求められます。

上記のことからブロック塀はある程度の年月が経ったら修繕、または業者にチェックしてもらうのが好ましいです。

ブロック塀が劣化してきたら

基本的にブロック塀は耐久性があるので、災害や事故などが起きない限りは特に手入れなどをしなくても30年程度利用し続けることができるといわれています。
ただし、ずっと使い続けることができるかといわれるとそうではないので、ブロック塀が劣化してきたときに出てくる兆候を一緒に見てみましょう。

カビや苔が生えてきた

ブロック塀の苔イメージ図
カビや苔は生えるものだと思われがちですが、雨風にさらされ、直射日光に当たりもろくなったブロック塀にはカビや苔が生えやすくなります。
カビや苔が生えてきた場合には劣化しているサインだと思われてください。

白華現象がみられる

ロック塀の白華現象イメージ図
白華(はっか)現象とはブロック塀に白いしみができてしまうことです。
何かで汚れたのかと思われがちですが、ブロックの内部が劣化して起こる現象です。

欠けている部分やひび割れがある

ロック塀のひび割れ・欠けイメージ図
欠けやひび割れは、何かが当たった場合にも起こりうるものですが、欠けやひび割れが起こると内部に雨水が浸透していまい、劣化が進行します。
欠けやひび割れがあると劣化が早くなってしまうので、注意してみておくようにしてください。

斜めになっている・グラグラする

ロック塀のグラつきイメージ図
斜めになっている、グラつきがある場合には早めの対処をお願いします。
強度がかなり弱ってきていますので、地震や強風で倒壊する危険性があります。
かなり危険と思っていただいて、早めの対処を取りましょう。

こちらの兆候が出てきたら劣化が始まっている、または劣化が進んでいる合図です。斜めになっている、グラつきがある場合は、業者に見てもらうことをお勧めします。
ブロック塀は生活に支障がないからと思わずに、ご自身やご家族、周りの人の安全のためにも修繕が必要な場合は行うようにしてください。

ブロック塀の修繕や撤去の費用を安く抑えるには

ブロック塀の修繕や撤去には補助金が適応されることがあります。
ブロック塀の撤去・修繕は地域に差はあるものの、地震の際のリスクから工事費の助成が出る地域は多いので、ご自分の住まわれている地域のHPから条件や費用などご確認してみてください。

まとめ

ブロック塀は耐久性やこまめなメンテナンスが必要ないことや、プライバシーの保護などの観点から使用されているご家庭は多いです。
ですが、必ずどこかで劣化が始まり、いつかは倒壊する恐れがあるものです。
こまめなメンテナンスは必要ありませんが、おかしいなと思ったら注意深く様子を見てください。グラつきや斜めになっているようでしたらメンテナンスをお願いします。
弊社では外構工事も得意としておりますので、ブロック塀で相談したいけれどどこに相談したらよいかわからないという方は是非お問い合わせください。

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