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コラム

  • 2022.12.01
  • お家のひび割れ、どこまで様子を見るべき?

埼玉県を中心に、外壁・屋根塗装から室内リフォームまで、お家のお悩みなら何でも解決する株式会社リフォまるです。
お家の周りを見ると少しひび割れがあるような…。これはお家に住んでいたらいずれは誰でも経験するのではないでしょうか。

小さなひび割れはどこまでが許容範囲なのか、急いで修繕した方が良いのか、これは専門の業者でないと判断が難しいですね。今回のコラムでは、ひび割れについて、詳しく見ていけたらと思います。

ひび割れの種類

ひび割れには基本5つの種類があります。
それぞれ同じようなひびではありますが、基準もありますので、参考にされてください。

ヘアクラック

これは塗膜の表面に発生するひび割れです。名前の通り、髪の毛ほどの細いひび割れのことをヘアクラックと言います。基準は幅が0.3mm以下、深さ4mm以下がヘアクラックになります。

ヘアクラックは塗膜の経年劣化が原因だと考えられており、毎日紫外線が当たる塗膜は劣化すると外壁素地の膨張と収縮によって亀裂ができます。これがヘアクラックのできる原因だとされます。ヘアクラック自体は塗装表面のひび割れですので、深刻なひび割れではありません。
これに加えて、手で触ると粉のようなものが付くチョーキング現象が起こっている場合は塗膜が劣化してきている証拠ですので塗り替え時期かと思います。外壁の塗装をお勧めします。

乾燥クラック

モルタルやコンクリートの外壁に発生するヘアクラックを乾燥クラックと言います。
乾燥クラックはモルタルなど水を加えて練った素材で仕上げられた壁が乾燥するときに収縮することが原因で発生するクラックです。モルタルが乾燥するより先に塗膜が乾燥してしますと塗膜がひび割れてしまいます。

乾燥クラックはモルタルが乾燥しきって収縮が止まるとそれ以上拡大することはありません。
しかし、雨水の侵入は起こりうるため注意が必要です。できれば放置せずに対応できる業者に依頼するようにしましょう。

縁切れクラック

モルタルなどの水を加えて練った素材で仕上げられた壁のつなぎ目に見られるひび割れです。
基本的には水を加えて練った素材で仕上げられた壁は一度で仕上げるのですが、途中で作業を中断し、部分的にやり直してしまうと先に塗ったところと後に塗ったところの乾燥スピードが違ってしまい、繋ぎ目にひび割れが生じます。
縁切れクラックは横や縦に一直線になることが多く、広範囲になる恐れがあります。縁切れクラックは内部に雨水が浸入してしまうクラックですので、軽微なものであれば補修材を注入します。
クラックが大きくひび割れてしまっているときは、UカットやVカット工法という方法での補修が必要です。縁切れクラックは発見次第補修が必要なので見つけ次第、できる業者に確認してもらいましょう。

構造クラック

構造クラックはコンクリートやモルタルの外壁または基礎部分に発生する深いひび割れのことです。幅は0.3mm以上、深さ4mm以上のひび割れが構造クラックと呼ばれます。この構造クラックは地盤の不同沈下や基礎の劣化、構造的な欠陥などが原因で発生します。建物が大きく揺れる、または歪むことで外壁がひび割れてしまいます。

構造クラックは深いひび割れですので放置していると雨水が浸入して外壁そのものが劣化し、建物の強度も低下してしまいます。緊急度の高いひび割れになりますので、早めに点検を依頼しましょう。

開口クラック

窓枠や扉などの開口部周辺に発生するひび割れで、四隅から斜めに亀裂が入ることが特徴です。
開口部の上下左右に負荷がかかることで発生するクラックで、発生を予見したり防いだりすることが難しいクラックです。開口部付近ということもあり、雨水が浸入しやすく、放置してしまうと外壁や構造の劣化が進んでしまいますので、発見したらできるだけ早く業者に点検を依頼して対策をしてもらいましょう。

基礎のひび割れについて

上記にも基礎についてのひび割れを記載しましたが、基礎のひび割れについては注意しないといけないものもありますので
さらに詳しく記載します。

構造クラック

先ほども書いたように幅0.3mm、深さ4mm以上のクラックは基礎の補修が必要です。
表面だけでなく、内部の鉄筋にまで届いてしまっている状態ですので、ひび割れが広範囲に広がってしまい、最悪の場合は地盤沈下を招いてしまいます。

同じ場所にある複数の細微なひび割れ

小さなひび割れが集合してできている場合には注意が必要です、1m以内に3つ以上のひび割れがあるかどうかを目安とし、あまりに多くのひび割れが発生している場合は基礎の構造への影響が疑われるため、プロによる診断を受けた方が良いとされます。

基礎の高さいっぱいまで伸びているひび割れ

基礎の上から下までひびが伸びているようでしたら注意が必要です。幅が小さなヘアクラックだったとしてもその場合は早めに補修を検討することをお勧めします。

水平方向に走るひび割れ

お家の基礎に発生したひび割れが、横に伸びているものでしたら設計や施工に何らかの問題を抱えている可能性があります。基礎のひび割れが起きる原因としては乾燥や温度変化によって生じるコンクリートの収縮ですが、それらの場合、ひび割れは縦方向が一般的です。そしてそのほとんどが構造に影響を与えるほどではないヘアクラックです。
しかし横に伸びるひび割れは、大きな力が基礎に加わることで発生します。きちんと施工された基礎であれば多少の地震でもクラックが発生することはありません。横向きにクラックができている場合は住宅の構造に何らかの問題がある可能性があります。信頼の置くことができる業者さんに一度相談されて下さい。

基礎に染み?劣化のサインなのか

基礎の話をしましたので基礎の染みについても少しお話しできたらと思います。コンクリートの基礎部分に水が垂れた跡のような染みを見たことはありますか?これは水が基礎内部に侵入していることを示すサインです。
茶色くなっている染みは鉄筋の錆になり、染み出てきていることが分かります。水分が入っている証拠になりますので、一度業者の点検を受けた方が良いかと思います。

また茶色い染みはなく、白い染みのようなものができることもありますが、これは白華現象と言って、炭酸カルシウムの結晶がこの白いものの正体です。コンクリートに含まれている成分と水分が効果の際、表面に出てきて粉のようになります。
この場合は放置していても問題がありません。しかし、素人目に判断するのも危険ですので、何かの点検と合わせてみてもらうと安心ができるかと思います。

まとめ

お家の変化に一番に気が付けるのはお家に住まわれている方だけです。是非定期的にお家の周りを観察してみて下さい。
目視でも劣化に気が付ける箇所はありますので、日々の変化に気が付けるかどうかが重要です。早く気が付くことができれば規模の小さな修繕で済む可能性も高いです。また、悪くなる前に予防をすることもできるかもしれません。弊社では無料の点検サービスもありますので、お家で気になることがありましたら是非一度お声がけください。資格のある担当者がお伺いいたします。

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